【工事日記】東京都上野 内装解体工事

東京都上野にて、約200㎡規模の内装解体工事を行いました。対象はビルの1Fおよび2Fで、施工は4日間の夜間作業。翌朝から通常営業が行われる現場ということもあり、通常の解体工事とは異なる緊張感の中での作業となりました。
今回の現場は腕時計などの精密機器を扱う製造事務所であり、設備や環境への配慮が非常に重要でした。特に印象的だったのは、家財や機材の一部が移動できない状態だった点です。そのため、解体作業と並行して徹底した養生作業が求められました。振動や粉塵が少しでも影響しないよう、細部まで気を配りながら作業を進める必要があり、通常以上に手間と時間を要しました。

また、この現場では「手ばらし」による解体を採用。機械を使わず、すべて人の手で丁寧に解体していくため、繊細さとスピードの両立が求められます。特に養生については、毎晩の作業開始前にセッティングを行い、作業終了後には翌日の営業に支障が出ないよう原状に近い状態まで復旧する必要がありました。この繰り返しが4日間続き、精神的にも体力的にもハードな現場でした。
解体内容としては、天井の撤去が大きなポイントでした。軽量鉄骨下地に石膏ボードが貼られ、その上からさらにボードが二重張りされている構造。加えて、表面には吸音ボードが施工されており、接着剤(ノリ)が全面に強く付着していたため、素材ごとの仕分けが困難な状態でした。本来であれば分別解体を徹底するところですが、安全性と作業効率を考慮し、やむを得ず一体として処理する判断を行いました。
夜間工事特有の制約の中で、騒音や振動の管理にも細心の注意を払いながらの作業。周辺環境への配慮と、翌日の営業に影響を出さない工程管理が求められる、非常に難易度の高い現場でした。
それでも、チーム全員が連携し、細かな確認と段取りを徹底したことで、4日間の工事を無事故・無トラブルで完了することができました。大変な現場ではありましたが、その分やり切った達成感も大きく、改めて現場力の重要性を実感する機会となりました。
ご依頼いただき、誠にありがとうございました。今後もどのような現場でも、丁寧かつ安全第一で対応してまいります。

